欲しくないもの

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人気のない裏路地の駐車場に一人の少年が足をもつれさせながら走ってくる。 制服を着ている…高校生だろう。 その少年を静かにゆっくり追いかける少女…長い髪を揺らし、長い日本刀を構えている。 『や、やめろ!!やめてくれ!?』 少年は足元にある缶にきずかず転倒、そのまま彼はあどずさりをした 『くるな!け、警察を呼ぶぞ…だいたいなそんな物騒なモノ(日本刀)もって!い、いいと思ってるのか!?』 「これから無差別に殺人を犯そうとする人間にいわれたくない」 彼女、亜川 ミキは凛とした声で静かに言った。 『っく……だいたいお前だってい、今俺を』 「お前は斬らない…」 「私は、【お前の心を斬る】」 呆然とする少年に刀を降り下ろした。 だが、赤いモノが出ることはなかった 彼女が斬ったのは【心】だから… 心を斬られた、少年は力なく横たわり寝息をたてている。 これでこの少年は目覚めた時、素直なもとの少年に戻っているであろう。 (私が出来る事はした、) 悪いが少年を運ぶのを見られると困るから、そのばに放置した。 ミキは【覚醒】状態を解除し、少年が起きていないか確認してその場をさった… しかし その光景を見ていた、やつが一人いた。 ミキはきずいていない、 やつもそこには、長居はしなかった 朝。 私の一日は、目覚まし時計がなることなく始まる 私が起きて 髪をとかし終わると目覚まし時計が鳴り出す。 私は必ず目覚まし時計がなる20分前に目が覚める。 それは、あの日からかわらない… 私は家として過ごしている【弔花(ちょうか)探偵事務所】をでた。 学校には親しい友人はいないが… 私が学校にきているのは、最低限の学力をみにつける為 それから、心が邪悪になる生徒をひそかによびだし浄化するため 今日も静かに机についた、 昨日、斬った男の子はもとに戻ったらしく 何事もなかったかのように友人とじゃれていた 本をよんでいるフリをして周りの会話に耳をすませる、 「昨日TVみた!?」 「うんうん!!みたみた」 「てかヤバイ、マジかっこよくてさ」 「あ、ダリー」 「次数学かよ?」 「サボりて!!」
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