群青色のアトリエ

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だから信じられなかった。 「あれは妹が書いたのよ」 という言葉を。 「え……」 「私の名前は雨宮海、妹は雨宮和泉って言うの」 書いた人の名を必死に探す。 雨宮和泉……もしかしたらそうだったかもしれない。 少しショックを受け 「そうですか」 と空気の抜けたような声を出した。
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