2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「な…何だよこれ……」
2人の顔がみるみるうちに青ざめていく
「どうしたんだよ?」
文也は2人からデジカメを受け取り画面をみた
画面に写っていたのは、文也が唯一あった灯をバックに立っていったものだった
「これがどうしたんだよ?」
文也はまだ顔が青い2人に聞いた
「こっ……ここ…」
太一が震える指で画面の一部をさした
その場所は文也の左足の辺りだった
文也はデジカメを顔に近づけ、画面をよく見た
「ぅっ…うわぁ!」
文也は思わず声をあげた。
文也の左足を青白い手が掴んでいた。
「な…何だよ…昨日見たときは確かに何も…!!」
文也は画面のバックの方をみた
後ろにあった茂みに顔のようなものが見える
「マジかよ…」
文也は絶句した
いくらオカルト好きでも、実際に心霊写真をとったのは初めてだった
『もしかしたら…』
そんな思いが頭をよぎり、文也はデジカメを操作し、次々と写真を表示していった
「……っ!」
案の定、心霊写真はこれだけではなかった
手、顔、白いもや、オーブ、人魂…
ありとあらゆる心霊現象がそこにあった
最初のコメントを投稿しよう!