見えねぇっ!

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あれからどれだけ経っただろうか…… 文也はあれから放心したままだ 先生の声も、まわりの生徒の声も、何も耳に入ってこない ふと、黒板の上の時計をみた あれからまだ20分もたっていない…… 「次!11行目から読んでみろ!え~と、宮本!」 「は…はい!」 意識を急に戻された文也はバタバタと指定されたページを開ける 「え~と…原子は電気的に中性であるが…」 『あれ…!?文…字が…霞…む…』 文也はその場に崩れ落ちた
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