2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「ん……ぁれ?」
文也は気がつくとベッドの上で寝ていた
「あら?気がついたみたいね」
目の前のカーテンを開けて現れたのは保健の先生だった
「大変だったわね~
『教科書を読んでたら急に倒れました!』ってあなたをおぶった先生が駆け込んできてね~」
『あ…俺あのまま倒れちゃったんだ…』
文也はようやく状況が飲み込めてきた
「朝から大変ね~
親御さんと担任の先生にはもう連絡してあるからね。
キツいなら早退してもいいみたいよ」
先生はそういいながら、テーブルにある文也のカバンを指差した
「帰ります…」
文也はベッドから降りてカバンの方へ向かった
『まだフラフラする…
頭痛い…』
頭を押さえながらカバンを背負った
「貧血みたいだから、帰ってからよく寝るのよ」
先生はそれだけ言うと机に戻り、パソコンをイジりはじめた
「ありがとうございました…」
保健室をでるとげた箱に向かった
最初のコメントを投稿しよう!