あんた誰だ?

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「ん……ぁれ?」 文也は気がつくとベッドの上で寝ていた 「あら?気がついたみたいね」 目の前のカーテンを開けて現れたのは保健の先生だった 「大変だったわね~ 『教科書を読んでたら急に倒れました!』ってあなたをおぶった先生が駆け込んできてね~」 『あ…俺あのまま倒れちゃったんだ…』 文也はようやく状況が飲み込めてきた 「朝から大変ね~ 親御さんと担任の先生にはもう連絡してあるからね。 キツいなら早退してもいいみたいよ」 先生はそういいながら、テーブルにある文也のカバンを指差した 「帰ります…」 文也はベッドから降りてカバンの方へ向かった 『まだフラフラする… 頭痛い…』 頭を押さえながらカバンを背負った 「貧血みたいだから、帰ってからよく寝るのよ」 先生はそれだけ言うと机に戻り、パソコンをイジりはじめた 「ありがとうございました…」 保健室をでるとげた箱に向かった
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