プロローグ

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だけど一番の親友である。 「別に良いだろ!俺達、親友なんだから」 全く……まぁ、小学校の時からの仲だしな。 「ハァ、全く……ってか浩史、荷物はどこにあるんだ?」 辺りを見ても荷物は見つからない。 さては、忘れたのか?まさか……いくら浩史でもそれは無いよな。 「あぁ、重いから外に置いてるぜ」 「な、何ーー!」 これから海に行くんだぞ!海に行くのに何でそんなに必要なんだ。 「急に大声出すなよ!普通、それぐらい要るだろ?」 そうか?そう思ってるのはお前だけかもな。 「もう良いよ……じゃあ、待ち合わせ場所に行くか」 「お、いよいよ出発か!」 気が早ぇよ! 俺は軽い荷物を背負って玄関のドアを開けた。 ガシャン ん?何かに引っ掛かるぞ。 「何だ?何か引っ掛かってるぞ!」 俺は思いっきり押した。 ドンッ 何かにぶつかる音がしたけど何とか開いた。 「あーー!俺の荷物が」 お前が外に置いたんだろう! 浩史の荷物はリュックサックからお菓子やら何かがこぼれていた。
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