2人が本棚に入れています
本棚に追加
だけど一番の親友である。
「別に良いだろ!俺達、親友なんだから」
全く……まぁ、小学校の時からの仲だしな。
「ハァ、全く……ってか浩史、荷物はどこにあるんだ?」
辺りを見ても荷物は見つからない。
さては、忘れたのか?まさか……いくら浩史でもそれは無いよな。
「あぁ、重いから外に置いてるぜ」
「な、何ーー!」
これから海に行くんだぞ!海に行くのに何でそんなに必要なんだ。
「急に大声出すなよ!普通、それぐらい要るだろ?」
そうか?そう思ってるのはお前だけかもな。
「もう良いよ……じゃあ、待ち合わせ場所に行くか」
「お、いよいよ出発か!」
気が早ぇよ!
俺は軽い荷物を背負って玄関のドアを開けた。
ガシャン
ん?何かに引っ掛かるぞ。
「何だ?何か引っ掛かってるぞ!」
俺は思いっきり押した。
ドンッ
何かにぶつかる音がしたけど何とか開いた。
「あーー!俺の荷物が」
お前が外に置いたんだろう!
浩史の荷物はリュックサックからお菓子やら何かがこぼれていた。
最初のコメントを投稿しよう!