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「静香さん、言っても私は大丈夫ですよ。実は私がイジメられてるときに、静香さんが助けてくださったのです。」
「イジメ!?」
まだ初日なのにイジメがあったとは思わなかった。これなら言いたくなかったのにも、うなづける。てか静香さん意外といいやつじゃん(笑)
「はい…私の家柄的に……でももう慣れましたから…」
「慣れたとかの問題じゃねーだろ!!よし、そいつ誰だ!ぶん殴ってくる!!」
おいおい…いきなり殴るのもどうかと思うぜ…
「ありがとうございます…でも特定の人とかはいませんので…今でもほら…」
そうしてアカネちゃんが回りを指差してたので見てみると
「こりゃ酷いな…」
「たしかに許せねー」
そう、回りを見てみるとほぼ全ての人がこっちを冷たい目でみていた。
「でもなんでアカネちゃんが……」
「アカネの故郷は昔滅ぼされた機械文明の生き残りのジュリーアス国なのよ…それで差別してるの…ちっ、くだらない」
たしかにそれだけで差別とは許せない…
「ごめんなさい!こんな暗い話して。そんなことより担任の先生が来たみたいですよ」
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