order:0

10/11
前へ
/24ページ
次へ
コイツは何のために戦うのだろう。 なんとなくわかっている答えだが、それを認めたく無い何かが、口を動かした。 『代表のためだよ。あたりまえだろ?』 「そっか。そうだよな。」 やっぱり答えは予想どうり。 なんとなくため息を吐く。 『どうしたの?君も代表のために戦ってたんだろ?』 「なぁ……それってすごくおかしい事に気がついてるか?」 『え?』 「今このシティは、代表のタメだけに動いてるんだよ。昨日戦ったACのパイロット。アイツは、その代表のやり方に意見したから追放されたらしい。 昔どっかの国に、そういった所があったらしい。ナチスだかなんだかって所何だけどな。 今の代表はそれと同じだよ。」 そこで通信は途切れた。 ウェア自身何を感じたのかはわからない。 ただ通信を切り、会話を終了させた。 これが、ウェアとの最後の会話だった。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加