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コイツは何のために戦うのだろう。
なんとなくわかっている答えだが、それを認めたく無い何かが、口を動かした。
『代表のためだよ。あたりまえだろ?』
「そっか。そうだよな。」
やっぱり答えは予想どうり。
なんとなくため息を吐く。
『どうしたの?君も代表のために戦ってたんだろ?』
「なぁ……それってすごくおかしい事に気がついてるか?」
『え?』
「今このシティは、代表のタメだけに動いてるんだよ。昨日戦ったACのパイロット。アイツは、その代表のやり方に意見したから追放されたらしい。
昔どっかの国に、そういった所があったらしい。ナチスだかなんだかって所何だけどな。
今の代表はそれと同じだよ。」
そこで通信は途切れた。
ウェア自身何を感じたのかはわからない。
ただ通信を切り、会話を終了させた。
これが、ウェアとの最後の会話だった。
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