4人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
『こちらウェア・グリッド。シェイク・コム、応答願います。』
ACの操縦席についている、無線から声が流れて来た。
「はいはい、こちらシェイク。どうしたウェア。」
『いや、君の事だからびびっているかと思ってね。』
俺はため息を吐く。
ウェアとは長い付き合いだ。
共に学び、共に警備部隊に入り、共に次期エースなんて呼ばれる用になった。
真面目で正義感が強くて皮肉屋だ。
「はぁ?次期エースがビビるわきゃねぇだろ?」
『いやいや、次期エースは僕だよ?』
『こらお前たち。無駄口を叩くな。』
おっと、ポール隊長に怒られてしまった。
ポール隊長は、警備部隊の隊長で、若年でありながら代表に忠誠を誓う エリート部隊の指揮官である。
『も、申し訳ありません隊長!!』
「すいませんでした!!」
『いいか、これは戦争だ。生半可な気持ちでいくと死ぬからな。』
プツンと通信が途絶える音。
「怒られちまったな。まぁいいか。そろそろ出撃するぜウェア!!」
『あぁ!!シティの平和を守ってみせる!』
最初のコメントを投稿しよう!