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優月と俺は幼なじみだ。
小さい頃からずっと一緒だった。
どんくさい優月に手を差し延べるのは俺だけだ、なんて思っていた時期もあったが
優月は可愛い。
だから男は放っておかない。
不安な気持ちが募るのに、何も出来ないまま数年を過ごした。
だけど優月が誰かと付き合ったとか、好きな人がいるとか
そんな話は聞いたことがなかったから安心していた。
そしてどこかで俺を好きなんじゃないか、
そんな自惚れた考えさえ浮かんだりした。
そう、今年の夏が終わる前までは…
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