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とりあえず喰麗と引き続き(一方的な)絡みながら教室に向かう
オレのクラスは皆妖怪、人間がいるのは他にB組とC組のみだ
「はよーっす」
「おはー」
「あ、桜井くんに喰麗さん おはよう」
「2人とも相変わらず仲がいいねぇ」
「「どこがだよ」」
「……そういうとこ」
よくは分からないが何故か呆れてる表情をされてしまった
うーん……なんでだ?
「桜萪おはよーッス!!」
「あぁおはよう そして朝から大声出すなバカ」
「バカって言うなッス!バカと言った方がバカッス!!」
「お前は小学生か」
この朝からテンションの高いヤツは隣の席の『恋(レン)』
こいつの場合は『暗鬼』という鬼の妖怪だ
暗鬼とは鬼妖怪の中でも隠密行動に長けた能力を持ち、要人暗殺等の裏の仕事を生業としてきた諜報活動と殺しのプロだ
恋が生まれた時(明治)にもまだ仕事はあったらしいが、戦争が終わってからは急激に激減したらしい
今に至ってはその能力を警察に買われて日夜凶悪犯や指名手配犯の捜索に協力していると聞いた
話は変わるが恋の見た目は……顔は童顔、髪はショートカットで白、鬼だけど角は無し、ルックスはまぁいい方なんじゃね?
胸は見た目はBくらいかねぇ
「なんか桜萪に変な事を言われてる気がするッス」
「安心しろ ただの気のせいだ」
そして必ず語尾に「ッス」をつける活発女だ
ちなみに部活はバレーでウイングスパイカーをしている……らしい
「それより聞いたッスか桜萪?」
「ん?何をだよ?」
「遅れてるッスねぇ桜萪」
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