第0話 プロローグ

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20XX年 現代日本 科学が日々発達するこの国には妖怪や幽霊を信じる者とそうでない者がいる 今の日本は絶賛オカルトブームの真っ最中 テレビやラジオでは毎日のように妖怪やら幽霊やらの話題で持ちきり、本屋やビデオ店等でもホラーシリーズの物語が飛ぶように売れ借りられてはいく しかし今の一部の科学者はこのブームを妬ましく思っていた 自分達が否定している心霊現象や妖怪の話が沢山の人々が楽しんでいるからだ その1人、「鬼原三郎」は憎々しげにホラー特集のテレビ番組を観ながら、ビールをぐいっと飲んでいく 相当飲んだのだろう 顔は真っ赤になりテーブルの上や足下にはビールの空き缶が数本転がっている
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