不登校物語 第三話 「付合い」

3/3
前へ
/3ページ
次へ
男『君、もしかして朝倉くん?』 タカシ『そうですよ』 男『おお!二学期にしてやっと顔を見せたか!僕は北村勇作だ!よろしくな!』 タカシ『朝倉タカシです、こちらこそよろしく』 北村『おいおい、そんなかしこまらないでくれよ!僕達同級生なんだからさ!』 谷口『そうだぜ朝倉、同級生なんだしタメでいこうや』 タカシ『じゃあそうさせてもらう』 北村『みんなー!朝倉くんが復活したぞー!』 いきなり北村が叫んだ 当然のように教室内にいた皆がこちらに注目した その後、なぜ学校に来ていなかったのか 学校を休んでいる間何をして生活していたのか その他もろもろの質問を放課後まで永遠とされ続けた 家に帰るとまっすぐ自分の部屋に行き、服を着替えた そしていつもどうりパソコンの電源をオンにする すると母さんが話しかけてきた 母『タカシ、今日学校行ってきたんだってね』 タカシ『そうだけどなに』 僕は冷たい言葉で答えた すると母は笑顔で質問をしてきた 母『どうだった?楽しかった?よかったら学校の話聞かせてよ』 タカシ『別に楽しかったわけでもないし話したい事もないよ』 母『そう言わずにさークラスのみんなとはもう仲良くなれた?』 こういうのをされると学校に行く気が失せてしまう それも嫌なので適当に流してPCゲームをすることにした いつものSRオンラインだ ログインするとほぼ同時にアミから話しかけられた ジャスミン「ふみーおはよー!」 なぜかいつでも挨拶はおはようなのだ フーミン「おはよー!今日は報告があるよ!」 ジャスミン「おおーどんなの?聞かせて!」 フーミン「実は今日久しぶりに学校行ってきたよ! ジャスミン「おおー!ふみえらい!やっと復活だね!」 フーミン「いや、まだ一日しかいってないから復活はまだとおいかな」 ジャスミン「でも行けたならいいじゃん、十分進歩してるよ」 フーミン「これもお前のお蔭だな」 ジャスミン「え?私何かしたっけ?」 アミのお蔭でここまでこれたってことに、アミは気づいていないようだ 僕はアミに心の底から感謝している どんなお礼の言葉を積み重ねても足りないくらいに だから今僕が出来る範囲でお礼をする フーミン「ありがとうな」 ジャスミン「あ・・えっと・・・ど、どういたしまして!」 なぜお礼を言われているかまだ分かっていないらしい まあそんあ事はいいとして これから僕は毎日学校に行くときめた
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加