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付合い
今なんと
僕は通学中です
この間のアミとの事で学校に行ってみようと思い
今、親にも担任にも何も言わず学校に行っているところです
正直、どう言っていいのか分からなかった
僕は電車通学だったので電車で学校まで行く
電車に乗り座席に座っていると、いきなり声をかけられた
男『朝倉じゃん!久しぶりだなー!』
タカシ『久しぶりだな、谷口』
同級生の谷口だった
こいつとは小学校からずーっと同じクラスだった
中学校も同じところに行き、また同じクラスになった
谷口『お前、長いこと見なかったけど何してたんだ?』
タカシ『特に変わったことはしてなかったぞ』
谷口『じゃあお前は1年半くらいボーっと過ごしたってのか?』
タカシ『まあそんな感じだ』
谷口『もったいねえええええええええ』
タカシ『ここ電車の中な?静かにしようぜ』
一応注意しておいた
周りの目が痛かったからな
谷口『お前中学をなんだと思ってんだ!青春だぞ!青春!』
タカシ『ああーそうだなー』
興味なさそうに答えた
実際興味ない話になりそうだからだ
谷口『お前そんなんじゃ彼女なんて一生出来ないぞ!』
やはりこういう話になるか
こいつは小学校の時からこんな感じだった
タカシ『悪いな谷口よ、僕は彼女とかほしいと思わないんだ』
谷口『ハァァァアアアア?』
タカシ『ここ電車の中な?しずかにしようぜ』
谷口『彼女をほしいと思わないだと?!それでも男か?!』
タカシ『僕は男だよ、それとも君には僕が女の子に見えるのか』
谷口『まったくこいつは小学校の頃からまったく変わってねえな』
タカシ『君も小学校の頃からまったく変わってないね』
さっきも言ったがこいつは小学校の時から騒がしかった
そんなこんな喋ってると僕達が降りる駅に到着した
駅から学校までは5分もいらない距離だ
しかし久しぶりに行くともあって5分が長く感じる
2年生になってからは一度も学校に行っていない
なので今日初めてクラスメイトと会うのだ 谷口を除く
学校に到着したら靴を履き替えて自分のクラスへと向った
クラスの中に入ると、みんなこちらを見てきた
(転校生かな?あの人)
(転校生だったら授業始まる前に先生が紹介するんじゃない?)
(あ、そっか!じゃあ誰だろう?他のクラスの人とか?)
別にクラスの人以外がいてもおかしくないだろうに
とりあえず谷口に僕の席はどこか聞いて荷物を机に置いた
すると後ろから男が声をかけてきた
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