プロローグ

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河村一馬25歳。 職業はトラック運転手。 別にトラックが好きな訳でもないし、運転が好きな訳でもない。 団体行動とか、人との付き合いとか、そういった煩わしい関わりが嫌いなのと、サラリーマンより金がいいから、この仕事を選んだだけだ。 仕事が休みの夜は、繁華街で拾った女を壊す。 本気で女に惚れる事なんてあり得ない。 世の中は俺を中心に回ってるんだから。 俺が惚れるんじゃない。 女が俺に惚れて来るんだ。 運命の人? 愛してる? 聞いて飽きれる。 恋愛なんてくだらない。 女は俺の欲望を満たしてくれるだけでいい。 そう。 世界は俺を中心に回ってるんだから。
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