水平線の太陽。下巻

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「え、もう帰るんですか、ずっと、ここに 居られたらどうですか」 「僕もそうしたいんだが、あの、下着を用意して私物も持ってきてから‥」 「そうだ、下着、乾いてます」  麗ちゃんは下着を、取りに洗面所に行った 「はい、どうぞ」  洗ってくれたんだ 「ありがとう、土曜日から一緒に住もうか」 「ええ、一緒に暮らしましょ」 「ちょっと、着替えてくる」 真一は寝室に着替えに行った マンションには、たいしたものを、置いてないが、結婚したら、向こうのほうが、広いから、 向こうに、麗ちゃんと、住もう 「そしたら、また」 「夕食、食べてから、帰ったらいいじゃないですか」 「そうすると、帰りそびれるしな」 「そうね、じゃ、また、明日会社で」 「また、明日会社で、土曜日に、着替えと、私物を、持ってくるから」  麗ちゃんから、キッスしてきた` 「気を付けてね!」 「お休み」  昨日から今日、こんなに進むと〈  真一は、このまま順調に僕たちは、やっていけると、確信する`    二千十X年十月三十一日 真一 招待客が集合してから三日目が終わろうとしていた 総理官邸の地下では、情報が漏れたこと. 慌てた様子は無く、カジノは光々と灯りが付き盛況だった、カジノには、海家イワシ、の他、 一般招待客の中には 天文台からの山田と木下が居た、木下は一億円を、もう十億円近く稼いでいた、 その木下に、山田がべったり つき、アドバイス、していた。 ルーレットは、運がツキまくっていた、だが 「一目賭け、十五よ」 「分かった」木下は、疲れていた、山田と、木下の持ち分、全額をその通りにチップを載せた、 ルーレットは回された ディーラーは、変わりはないですか、はい REDの十四です 「えー、山田、もう終わりだ、文無しだ、眠い」 「分かった、ホテルに行きましょ」  意識魍魎の木下は山田に連れていかれた。 ホテルで文無しの二人は追い出された、 自宅まで行けば、タクシー代を払える、山田は、タクシーを携帯で呼ぼうとした、そこへ 「私、総理の秘書で神田川と、申します、携帯は所持禁止ですが、何故、持ってるのですか、も しかして、天文台関係者から情報が漏れたのは、貴方方では」  ある、テレビ局から、情報料として、一千万、貰っていた 「そうだよ、俺達だ、二人で今のうちに、金を稼いで、とんずら、するつもりだったが もう、終わりだ、しかし、欲を出した時点で
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