水平線の太陽。下巻

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もう終わりの用な気がした、それに、金なんか有っても、これからは、何の役にも、 たたない、ちょうど、水平線に太陽が止まる 位置の国を俺達は、見つけたんだ、ま、それも自転軸が水平に、それも太陽に向いた、想定のこ とだが、そこの土地を買って、住もうてな、悪かった、警察にでも、ひっぱてもらってもいい んだ」 「はっはっはっ、そんなこと、どうでもいいんだ、どうぞ、此処から出て行ってくれ」 「分かった、俺たちの情報を、会合の時、 発表させてくれよ、頼む世間を騒がせ、申しわけない」 「分かった、こいつらを会合の時まで、ホテルで監視しておけ」 警備員は 「はい、了解しました、オマエラこっちへ来い」  二人は、警備員に襟首を掴まれ、連れていかれた。 総理官邸地下、四日目の朝  急きょ、日程が変更になり。 招待客、全員が、大会合室に、呼ばれた  神田川が壇上に立ち。 「急なことで、申し訳ありません、招待状には、十日間、当施設を、満喫していただき、 その後、小惑星に関してお知恵を、拝借 願いたい、との事でしたが、皆様もご存知の 事と、思いますが、世間にこの事を、知られた今、早急に対応策を、考えなくては成らず 明日の午前九時、再度集合願います、そして対策案を充分お聞かせ願いたいと思います、 それでは、よろしくお願いいたします」  各自それぞれが、ホテルに戻り、 対策案を、練る為、グループ毎に話し合われた。   翌日の朝、大会合室にそれぞれの専門分野 から五十名が、二十メートル×十メートルの大きな楕円テーブルに、着いた、前面には 高さ、五メートル、横、十五メートルの 大液晶パネルに、各自のテーブルの資料、 及び、パソコンからのデータも映し出される 各自のテーブルの仕切り間は幅三メートルは有り充分で、書類の置き場所には困らない、 椅子は、その三メートルは、滑らかに横移動でき、熟睡出来るほど、超ゆったりリクライニン グシートであり、 三面の壁には 直植えのコショウの大木が四メートル間隔に植えてある、香りが実に脳を刺激する、地上からフ ァイバーケーブルで太陽光を照射させてある。又、  急な、書類整理作業、その他、各招待客の 要望する事を、迅速に受ける為、五十人のスタッフを、用意した。 会合室はざわめいている 「皆さん、静粛に願います、今から小惑星衝突対策会議を開きます、進行役は、わたくし
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