幼い頃の記憶…

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忠志はいつものように、茶色いサラサラの髪をグシャグシャにするまで皆と遊んでいた そして私もいた 鬼ごっこをしていたとき 忠志が鬼になった 『みんなまてー!』 皆はキャーキャー言いながら走っていた そして私が狙われた 『なおー♪』 「ただしくん、こないでー(汗」 でもあっけなく捕まりそうになったとき、私は花壇の角に足をかけ、つまずいてしまった 「…いたぁい(泣)うぇーん!」 『なお だいじょうぶか💦?』 「…ヒック…い…いたい…ヒック」 『なお、なくなっ!! こんなのオレがなおしてやる!!』 そして忠志はハンカチで血を拭き取り、ハンカチで血が出ているところを足に結んでくれた 『このハンカチはオレのパワーが入ってるからだいじょうぶだっ☆』 忠志はニカッと白い歯を見せ笑って私を元気づけてくれた 「…ただしくん…ありがとう///」 私は照れながらニコッと笑った 『なおかお、あかいぞー』 「あかくないよー!ただしくんもあかいもんっ😠」 『じゃあ、おあいこだな☆』 「うんっ!!」 そして、次の日 また鬼ごっこをしてると、私が鬼になった 足が遅く、皆を捕まえられないでいると 『なお!』 「えっ!?」 声は忠志だった 忠志は滑り台のしょうど階段で見えないとこに隠れていた 『オレにタッチしろ☆』 「だめだよ!!ただしくんが…」 『だいじょうぶだよ!!』 忠志はピースをして私に内緒話をした そして… 『おーいっ!!みんなーオレがおにだー☆なおはひとじちだー!』 忠志は私をおんぶしながら鬼を交代してくれた そんな優しい忠志が私は大好きだった そして時間はたち、帰りの時間に忠志に 『なおっ!ちょっとこい☆』 忠志に連れられて花壇に来た 『みろよっ★』 「うわっー✨」 そこには花壇の花の上の空にキレイな虹が架かっていた 『キレイだろ★』 「うんっ✨ただしくんありがとう!」 すると突然 『…なぁ、なお。 なおはおれのことすき?』 「うんっ!!すきだよ♪」 『じゃあつきあって…くれるか?』 「うんっ!!ただしくんすきだもん///…」 2人は照れながらも 手を繋ぎ教室に戻った
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