はじまり

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気づくとリビングのソファーで寝かされていた。 「俺ってまだ生きてる?」 「あ、優也気がついた?」 「色々とすまんかったな」 「いや私の方がゴメンね…色々恥ずかしい事言っちゃった…でも…優ちゃんなら…いいんだよ?…さっきもちょっと嬉しかったし…」 (あーこりゃ壊れる寸前だな) 「優ちゃん…私…」 「さーて喰いそびれた飯でも食うか」 「え…あぁうん。机の上に置いてあるよ」 食卓では妹がゆっくりとホットミルクを飲んでいた。 (怒ってないよな…?) 「お兄ちゃん生きてたんだ。しぶといね。」 「お前がそれを言うか。フライパンでぶん殴るとかありえへんぞ。」 (ちょっと言い過ぎたかな?) 「…だって…だってお兄ちゃんがいけないんだよ」 (そりゃぁまぁ俺も悪かったかもしれんけどさ…殴るこたぁねぇよな…) 「お兄ちゃんが私を見てくれないからダメなの!!お兄ちゃんがいけないんだよ!」 「…はい?」 ついつい聞いてしまった。 こんな妹フラグなんて現実にあるわけ無いわな… やっぱり俺は死んでしまって天国にいるんだな… 「もういいもん!」 ますます訳がわからない。 エロゲーとかならまずイベントシーンに入るはずだからな。
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