ターゲット1

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そして梨佳子に話した次の日、俺は男友達に聞いた。 「ねえ、あの転校生って人間かなあ・・・?」 いつもの爽やか男子を演じる俺。 「はあ?人間だろ、どうしたんだよ!」 「僕は君と同感かな?何か人間だけど人間っぽくない気がする・・・。」 「嬉しいよ、同感してくれて。何か変わってるっていうか・・・」 「そんな感じ・・・」 「二人ともどうしたんだよ!」 同感してくれない奴は言う。 むかつくな・・・。 こいつ・・・。 「お前は梨佳子のこと好きだからそう思わないだけ・・・。」 優男の友達が言うと・・・ 「うっ・・・・。」 図星・・・。 しかもわかりやすい・・・。 顔が赤いし・・・。 まあかばっていた理由はこれか・・・。 「君あんな子好きなんだ・・・。」 俺はそう言うとあいつは、きぶんわりい!と怒りながら教室から出ていった。 「ごめんよ・・・。淳也君・・・。あいつのこと恨まないでね・・・。」 「恨まないよ。俺が言いすぎたし。」 恨んでるし、言いすぎたって思ってない・・・。 むかつく・・・。
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