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そして梨佳子に話した次の日、俺は男友達に聞いた。
「ねえ、あの転校生って人間かなあ・・・?」
いつもの爽やか男子を演じる俺。
「はあ?人間だろ、どうしたんだよ!」
「僕は君と同感かな?何か人間だけど人間っぽくない気がする・・・。」
「嬉しいよ、同感してくれて。何か変わってるっていうか・・・」
「そんな感じ・・・」
「二人ともどうしたんだよ!」
同感してくれない奴は言う。
むかつくな・・・。
こいつ・・・。
「お前は梨佳子のこと好きだからそう思わないだけ・・・。」
優男の友達が言うと・・・
「うっ・・・・。」
図星・・・。
しかもわかりやすい・・・。
顔が赤いし・・・。
まあかばっていた理由はこれか・・・。
「君あんな子好きなんだ・・・。」
俺はそう言うとあいつは、きぶんわりい!と怒りながら教室から出ていった。
「ごめんよ・・・。淳也君・・・。あいつのこと恨まないでね・・・。」
「恨まないよ。俺が言いすぎたし。」
恨んでるし、言いすぎたって思ってない・・・。
むかつく・・・。
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