ターゲット1

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ガバッ!! 「はあはあはあ・・。なんだ、よかった・・。夢か・・。」 さすがにこんなことが現実に起こるはずがない。 しかも闇の中で刃物だけが光るかよ・・。 うわあ・・。相当俺はねぞうが悪く自慢の茶髪がぐしゃぐしゃだ。 朝から決まってねえけどいつ見ても顔は決まってんなあ。 「お母さん。お兄ちゃんが鏡の前でずっとニヤニヤしててつかえないよお!!気持ち悪い!」 「なんだと!失礼な奴め!」 「邪魔!」 「しょうがないなあ。特別にゆずってやるよ。俺は決まってるからなあ。ふふっふふっふ。」 俺は四人家族で父、母、長男の高2(俺)、中3の妹で暮らしてる。 家は父親が貯めてきた金で建てたでかい家で暮らしている。 四人だけではまだ空部屋があるぐらいだ。 「うるさい!俺様系のバカ兄貴が!」 「だから~?へへっ!」 「ふん!」 「はん!」 俺はこんな妹なんかいらねえ。ペチャパイの自己中のいもうとなんか! もっと豊富な・・・・。 いや朝からこんなことを考えてしまうのは全てあいつのせいだ。 今日のところはまあいい、俺は心が広いからな。
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