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僕はその氷を溶かしたい。
けれど、ろうそくの僕は雪を溶かすのに
自分のろうを使いき切り、芯を燃やしきった。
二度と心の表面すら触れることが出来ないだろう。
ろうそくが僕なら君がいつも見ているあの人は太陽だろうか。
太陽は君の心の雪を溶かしてその溶けて水になった雪を蒸発させる。
きっとあの人は何もなくなった君の心の表面を優しくなでるんだろう。
優しくときに強引に君の心の中心に向かって掘り進めていくのだろう。
多分君の心の中にはパスワードがあるスイッチがある。
そしてそのパスワードは太陽にしかわからないだろう。
スイッチを押したとき、きっと君と太陽は
互いになくてはならない関係になるのだろうな。
だからね
僕は残ったわずかなろうと焦げた芯を必死に燃やして
君と太陽を小さいけれど優しい光で輝かせるんだ。
君と太陽にとって大切な光でありたいな。
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