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『……?俺は、なんもした記憶がねェが……』
ザクスは、尚もキョトンとしていると、エトールが“ザクスが女性を泣かせた”と言う、説明をしだした。
それを聴いて、ザクスは、まだ理解出来ていないようだ。
呆れたエトールは、溜め息をついて、こう言った。
『…はぁ。ですから、ローズさんは、貴方の事を、好いてますの…気付いてらっしゃる?』
『……っ…!?』
その言葉には、さすがに、気付いたザクス。
何も言わずに、作業中の木材や道具を置き去りにして、走り去って行った。
『……これだから、男性は好きになれないですわ』
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