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ザクスが、無我夢中で向かったのは、春の国にある、唯一のファミリーレストラン。
いつもなら、静かに開けるドアを、思いきり開けて、店内に入る。
『おいっ!ローズ!!』
その音と声に、ビックリして、店内に居た客と、店員が、入口を見た。
この、穏やかな春の国で、何かあったのかと、すかさず店員が話しかける。
『!?な、なんですか!?……ローズさんなら、今日はお休みですけど……っ』
慌てて答える店員の言葉に、ザクスは舌を鳴らした。
『…くそっ!!悪ぃ、邪魔したなっ』
いつもなら、基本的な礼儀はする方なのだが、今回は、それどころでは無かった。
『…??;;』
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