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呼ばれたユウキは足を止め振り返る
呼んだのがカイトだったことに何故か不安を覚えた
『先生、俺たち本気で召喚するんで、見ててください(本気でやるからサポートしろよ)』
そして叫ばれた内容に顔が引き攣る
副音声まで聞こえてきた気がして体が震えた
「お、おー
頑張れよー」
と返事をしたはいいものの、後の授業が恐すぎる…
「(絶対、闘技場の壁ぶち抜くだろッ
ハッ…、闘技場が倒壊したら仕事終わらねぇ=放課後に間に合わない
……最悪だ)」
そんなユウキの心情も知らず、言いたいことを言ったカイトは再び皆の輪に戻っていた
カイトの決意表明(?)を聞いたクラッドは「スゲェやる気だな」と感心している
『まぁ、午後の授業は真面目にやるってことだ』
「ところで…大将はん…
昼メシ食いに行かんかぁ?
ちょっと動いたら腹が減ってしもうて…」
『そうだな…
けど、まだ時間的に空いてないだろうから、当初の予定通り一旦教室に行くぞ』
「了解~」
こうして漸く6人は校舎に向かったのだった
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