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「……まさか」
リオナの冷たい視線と声に、今度はギクッと音がしそうなほど肩を揺らして見せた
「魔力量で感知してたのか…?
……馬鹿だろう」
「姫さん!
容赦なさすぎやわ!!」
「容赦も何も、お前が馬鹿過ぎるんだ」
「ひ、姫さん~」
「泣くな気持ち悪い」
カイトもそう思っていたのか、無言でアイネから少し距離を取っていた
「…ヒドイ」
そんなやり取りが一通り終わった時、他の3人が現実に戻ってきた
「カイトたちすげぇな…
普通、合同授業でサボろうとか思わないだろ」
クラッドはそう言うが、カイトたちには合同授業ならサボらない意味が分からない
「でも、午後からは授業真面目に受けるんだろ?
ならさ、模擬戦の相手してくれよ!」
再び口を開いたクラッドの言葉に反応して見せたのはルカだった
「待ってください!
それはわたくしが先程申し上げましたわ!
ですから、模擬戦をするならわたくしが先ですわ!!」
「2人とも落ちついて」
ユリアが2人を落ちつかせようとするが、余り意味は無かった
なぜなら…
「わいも大将はんと姫さんと模擬戦やるでぇ~」
アイネが復活して話しに加わったからだ
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