合同授業

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睨まれて気分のいいヤツはいまい… よく見ればルカだけでなく、ユリアも不信の眼差しを向けていた カイトも(隠しているが)実の妹に、そのような視線を向けられるのは辛いことだ 『…あまり詳しくは話せないが… 2ヶ月ちょっと前に、魔物の大群が攻めてきただろ? あの時に、俺もリオナも体が動かない状態になったんだ…』 「「「ッ…」」」 3人が息を呑む音が聞こえた 『体が動かない、死ぬかもしれない―――そんな恐怖が暫く続いた 数週間すればそんなことも感じなかったが、あの時は本当に生きた心地がしなかったんだ それを…、あの時の俺達の気持ちを知っていたはずのアイネが軽はずみに口にしたから…』 「だから? だからアイネに魔法を放っていいのですか?」 『それは…すまない――多分、俺のせいだ リオナは俺に依存してるから―――まぁ、俺もだけど… だから瞬間的にフラッシュバックを起こしたんだと思う… 正直、俺もあの時のことを思い出したし、体の血の気が引いた リオナもまさか当時のことを知っている人間から、そんな話が出るとは思ってなかっただろうから…、パニックになったんだと思う だから…気を悪くしたらすまない』
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