合同授業

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『そうだな… クラッドの言う通り、早く合流して昼食を取ろう リオナもアイネも待ってる』 クラッドに続き、カイトにそう促され教室に向かうとリオナとアイネが待っていた 「遅かったやないか4人とも はよ食堂行こ~!」 「アイネ、語尾をのばすな気持ち悪い それと食堂に行くのは用事を済ませてからだ」 「ぐはぁッ …姫さん、今日は酷いんとちゃう?」 「……気のせいだ」 「待って姫さん! その間は何や!? 説得力が全くないんやけど!?」 リオナとアイネのやり取りを見て3人は驚いていた もちろん、ルカとユリア、クラッドの3人のことだが… 何かしら言い合っている、もしくは険悪な雰囲気になっていることを想像していた様だ 『ルカ、解読文書を…』 「え、えぇ… ちょっと待ってくださいね…」 驚いていたルカもカイトに促されたことで教室に立ち寄った目的を思い出した様だった ルカ自身の机にかかっていた鞄の中から取り出された解読文書 取り出したそれを手にルカがこちらを向く 「貸していただいてありがとうございました… とっても面白かったですわ …それで、できれば続きを貸して欲しいのですが…ダメでしょうか?」
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