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『いいだろう―――ほら』
ルカの続きを貸してほしいという言葉を快く了承し、カイトは"ボックス"を開き、中から解読文書の続きを出した
ルカに解読文書の続きを渡し、開いたボックスに返してもらった解読文書を仕舞う
「ありがとうございます
やはり続きも分量が多いですわね…、でも読みごたえがありますわ!」
受けとった解読文書の厚さを見て「読みごたえがある」と言ったルカだったが、近くにいたクラッドが「ありえない」と呟くほどの厚さがある
それを喜んで受け取り、ニコニコしながら文書を鞄に仕舞うルカをカイトは感心して見ていた
『さて…教室に来た目的も果たしたし、食堂に行くか?』
「やっとメシやー」
「やっとメシだー」
見事に声をハモらせたのはアイネとクラッドだった
よっぽどお腹が空いていたのか大喜びの2人
「わい、メッチャ腹減っとんねん!
大将はん、はよ食堂行こー」
アイネはそう言うとカイトの左腕に抱き着いてきた
アイネの行動を気にした様子もなく『そうだな』と返す
だが、気にしていないのは抱き着かれた本人だけであって、その周囲の人間は気になりまくった
特に顕著なのは…まぁ、口にせずとも分かるだろうがリオナだ
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