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校内ではカイトとリオナはかなり知られた存在だ
なんせオリエンテーションで会長と共にステージにたったのだから…
そんな2人が手を繋いで現れれば誰もが目で追うだろう
しかも、カイトの左腕には見慣れない男子生徒までくっついているのだから余計に注目されていた
「カイトーこっちー」
席を確保したクラッドが叫んだので、叫ばれたカイトたちには更に視線が集まる
だが、カイトはそんな視線をスルーし、軽く頷くことで了承の意を示す
「そっちの席に3人で座られたらいいですわ」
席にたどり着くと他の3人が気を使って、カイトを間にリオナとアイネを並んで座るようにすすめてくれた
「よし!
じゃあ何食うかな~」
席に備え付けのタッチパネル式の機械を操作しはじめる
この学園の食堂ではタッチパネル式の機械で注文したモノを厨房で作ってもらい、出来上がったモノはテーブルに運ばれて来るという仕組みになっている
「皆何にする~?
あ、俺コレにしよ」
そう言ってクラッドが指差したのはミートソーススパゲッティーだった
「なら、わたくしはカニトマトクリームのパスタにしますわ」
「2人がパスタなら私もパスタにしようかな…
じゃあ…あさりのオレキエッテで!」
どうやら3人ともパスタの様だ
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