プロローグ

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翌日、マルクは子どもの泣き声で起きた 「どうしたんでしょう?」 リディアも起きたようで、2人で子ども部屋へ向かった 「きゃああぁぁぁあっ」 廊下を歩いていると子供部屋の方から女性の叫び声が聞こえてきた マルクとリディアは顔を見合わせ、子供ども部屋まで走る そこで見たものは ドアの前で青くなって泣いているメイド 割れた窓ガラス 血まみれのベッドの上で泣くユリア ベッドや窓の近くに落ちている肉片 カイトの姿がなかった さらに、血が点々と落ちているベランダへ出ると、庭に筆頭執事が倒れているのが見えた 首と胴体が離れていて、マルクは声が出なかった
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