*+。知らない感情。+*

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「私も宜しいんですか?」 真由奈さんも驚き、パチパチと瞳を瞬かせている。 「ええ、構いませんよ。ついでに侑弥も呼びましょうか?」 爽やかな笑顔を放ち、彰弥くんは言う。 あれあれ?何か変だぞ。 「ゆ、侑弥様もですか?」 真由奈さんは動揺しているのか、声が震えている。 そんな真由奈さんを見て、何故か私の顔はニヤケてしまう。 そんな可愛い顔で真っ赤になって、あわあわと動揺しているのを見たら、そりゃニヤケますでしょう。 「あ、ああ!私、仕事に戻らなければ…!彰弥様、お気持ちは大変嬉しいのですが、ここで失礼致します。 蓮華様、またお話出来る機会がありましたならば是非」 真由奈さんはペラペラと早口で言い、すぐさま私たちの前から立ち去ってしまった。 「行っちゃったね…」 ヘラッと笑ってそう言って、彰弥くんを見上げた。 「ええ、残念ですね。 お話、聞きたかったのですが」 見上げた瞬間、私は笑っていた顔を固まらせてしまった。 だって、彰弥くんが本当に残念そうな顔するから…。 なんか、すごく… すごくモヤモヤした。  
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