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「じゃあ何がしたい!?
何して遊ぶ?
ゲーム!?」
出来るだけはっちゃけて彰弥くんに聞いてみた。
彰弥くんは私の気合いに圧されたのか、ちょっと腰が引けていたけど、次第に考えるような表情をする。
「どうしたの!?
何する!?何したい!?」
出来るだけ彰弥くんの要求を聞きたい。
「んー…」
「なに!?なになに!?」
出来るだけこの気合いを消さないように彰弥くんに詰め寄った。
そうしないと、心が不安で埋もれてしまうからだ。
そんな私の固めた気合いを、彰弥くんの経った一言、経った1つの動作で折られそうになる。
「…あまり近付かないで下さい」
あ、あ…あ…あ…
……ああ。
頭の中が上手く機能しない。
さよなら、私の青春よ。
今まで楽しかったよ。
「そっか、そうか…。ごめんね、彰弥くんの気持ちに全然気が付かなかった。
今までありがとう。一緒に居てくれて嬉しかったよ」
ソファから立ち上がり、ドアに走り寄ろうとする。
ありがとう、彰弥くん!
あなたといた時間は私の宝物だよ!ずっとずっと、良い思い出にするからね!
彰弥くんは、私のこと忘れて新しい人と幸せに…!!
「ちょっと、待って下さい!また貴方は何故1人で盛り上がってしまうんですか!?」
私がドラミティック…あ、間違えた。ドラマティックに部屋を出て行こうとしたら、腕を掴まれた。
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