*+。知らない感情。+*

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「しょ、彰弥くん…」 あああぁ、ど、ど、どうしよう…! なんか異常なまでにドキドキいってる!いっちゃってる私の心臓。 「………彰弥、くん?」 「…………」 何となく再度名前を呼んでも、彰弥くんは返事をしてくれない。 ……もしかして、これが最後の別れというものなの? ひょっとしたら、これは制裁?ハグと見せかけて、私の腰に腕を回し、圧迫させて私の腰を負傷させようとしているのかもしれない。 だとしたら、徐々に腕の力は強くなって……。 あっ! 強くなった…!間違いない!圧迫して、私の腰を懲らしめる気なんだ! でも、彰弥くんの制裁なら正々堂々と受けるしかない…! さあ、来い! 私も覚悟は固めたよ! ギュッと目を瞑り、圧迫の制裁を受け入れる体勢をとった。 そんな私に、また予想外の言葉が届く。 「…可愛すぎます。どこまで俺を困らせたら気が済むんですか」 …可愛すぎます? 困らせる? 私の頭の中に2つの言葉がグルグルと回る。 へ?え? 「どういうこと?困ってるのは、私の方だよ!」 「何言ってるんですか!俺は、蓮華の数倍は困ってます!」 「ええぇ!!?自信ありげに言い返されても…」 私も困ります。  
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