*+。知らない感情。+*

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「そんなことは、どうだっていいんです。 何か用でもあったんですか?」 侑弥くんをキッと睨みつけるように、彰弥くんは伏せていた目を侑弥くんに上げた。 「…いや、特にねぇけど?」 「でしたら、早く出て行って頂けないでしょうか? 蓮華と20分も同じ部屋に居られたら、菌が蓮華に感染してしまいます」 「何の感染病だよ! 菌扱いすんな!」 そう彰弥くんに言い切った侑弥くんとチラッと視線があった。 視線が合うと同時に、瞬時に目を逸らされる。 「………?」 ちょっと気になる。 ジーッと侑弥くんを見ていると、また侑弥くんがそわそわとした様子で私の方を見た。 けど、また逸らされる。 「…!!」 なんだ、なんなんだ! そんなあからさまな反応だと気になるんだけど。 「侑弥くん…何か私に言いたいことでも…?」 ちょっと聞くのが怖いけど気になるから、恐る恐る聞いてみた。 侑弥くんは分かりやすいくらいに肩をビクッと揺らす。 だけど、いつも通りの表情で「いや、何もねぇけど」と言い切った。 「そっか、ならいいんだ。ごめん」 何か言いたそうにしてるように見えたけど、私の気のせいか。 私と侑弥くんの会話に痺れを切らした彰弥くんに追い出されてる侑弥くんを見て、ホッと息を吐いた。  
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