*+。タイミング。+*

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待ち合わせしていたお店に行くと、既に望月さんと関谷さんが待っていた。 関谷さんは、遠慮がちに座っていて、望月さんはモデルさんみたいに長い足を投げ出すように組んでいた。 「お待たせしました!」 2人に近付くと、2人共、私を見た後、後ろの彰弥くんを見た。 そして再度私を見た。 そしてまた彰弥くんを見た。 何度か見た後、 「あんたには合わなそうな彼氏だな」 サラッと望月さんが言う。 み、見た目で決めないでくれえぇ!!! 「はじめまして、霧山彰弥といいます。蓮華がいつもお世話になってます」 彰弥くんが、望月さんと関谷さんにペコッと頭を下げ、挨拶をした。 「おぉ、あんたの彼氏のわりには出来た人だな。やっぱ合わねえ」 望月さん!!あなた、会って早々失礼すぎやしませんか!? 私…泣きそう。 彰弥くんに、こんな侮辱された姿見られるの恥ずかしいよ…。 って言っても結構頻繁に侮辱されてるけど…。 「も、望月さん!な、なんてこと言うんですか…。すみません、二階堂さん」 「あはは、関谷さんは謝らないで」 笑って言ってみせると、関谷さんも困ったように笑い、彰弥くんを見て………………あれれ? 頬を染めた…? う、うそ…。 まったく不安要素に入ってなかった人が………。  
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