*+。タイミング。+*

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「へえ…物好きだね」 望月さんが真面目に驚いて言う。 から、余計に腹が立つ…!! でも、落ち着け蓮華。 彰弥くんがこんな私を好きって言ってくれてるんだから、他は気にすることないよ。 それで、充分。 自分を落ち着かせていると、目の前から女の子が恋に落ちる時のような声が聞こえた。 「…ス、ステキ…!」 せ、関谷さん! 彰弥くんを見て、まるで白馬に乗った王子様を見るような目でいる。 「やっぱりその優しい王子様みたいなところ素敵です!雪野王司くん!!」 「だから、雪野王司じゃねぇって言ってんだろ。顔が似てるからって、あんま食いつくなよ」 望月さんがキラキラとした瞳を向けている関谷さんを見て、イラついたように言い捨てる。 「あ、あの…後で一緒に写真撮っていただけませんか?日記に載せたくて…」 関谷さんがギュッと目を瞑りながらお願いする。 彰弥くんは私をチラッと見るから、「私はいいよ」と笑って言った。 彰弥くんは安心したように笑い、「ええ、構いませんよ」と関谷さんに言ってくれた。 「わっ、ありがとうござい」 「駄目」 関谷さんのお礼の言葉を、横から望月さんが不機嫌そうに邪魔する。 関谷さんはあからさまにショックという顔をした。  
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