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まさか…!!!
いや、でも有り得る…!可能性はある!
「望月さん!聞いてもいいですか?」
「だめ」
「えぇええ!」
望月さんの即答に、少し落ち込んでしまう。
普通なら、ここで聞き返すか、いいよって言うんだけどなぁ。
彰弥くんは頭にハテナを浮かべていた。
「蓮華、何を聞きたいんですか?」
「え?望月さんは、関谷さんのことが好きなの?って聞こうと」
「は?潰すぞ」
望月さんは心底嫌そうな表情をして、私を睨んでいらっしゃる。
「だ、だって関谷さんとよく行動を共にしてるように見えるんですが」
いつだって、見かけた時は2人一緒だった気がする。
好きだから一緒にいるんじゃないのかな…?
「あいつとは、ただお互いに手を組んでるだけだ。色恋なんかあるわけねぇよ」
望月さんは呆れたように私を見据える。
「…うっ。余計なこと言って、すみません」
最近、自分の勘がいいと思って、調子に乗ってたなぁ。
あーあ、関谷さんに申し訳ない。
「戻りました!すみません、皆さんお待たせしてしまって」
関谷さんがトコトコとこちらに戻ってきたから、そのまま会計のところに行くことにした。
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