幻想異譚の断編

世界設定とか色々。

【ファルアーク】

多元宇宙に存在する世界の一つ。

幾度か終末と再生を経験している世界であり、本編は再生～繁栄の時期に相当する。

大陸と群島がそれぞれ複数存在しており、どの大陸も群雄割拠の様相を呈している。

本編の主な舞台となるのは、共に中規模な大陸であるユミル大陸とベルゲル大陸。

【ノイ・アトラード王国】

ユミル大陸・ベルゲル大陸間の“門の海峡”一帯を領する小国。
旧世界の終末期における“大災厄”を生き延びた種族、アトラーディアによる国家。

アトラーディアは かつての世界においても強国を築き上げたほどの実力者たちであり、その能力を以て興されたノイ・アトラードも小国と言えど長きに渡り繁栄していた。

再生した世界の歴史の中で淘汰を繰り返してきた他の国々とは一線を画しているが、ここ５年に渡ってユミル大陸の覇者・ブランディーク帝国との戦争を強いられており、民衆・軍隊ともに限界が近づいている。

宗教としては本編以前に“カーディス神教（“法”の神カーディスを信仰する一神教）”を国教としていたが、旧世界以後の世界においてはカーディス神の影響力が薄れ、信仰自体が ほとんど習慣程度のものになってしまっていた。

そんなカーディス神教の教会組織も、“異端”に与することを決めた王家により本編開始のおよそ１年前に解体。今や宗教というもの自体、信仰ではなく学問・哲学の対象として認識されている。