1 新しい春

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夕食を食べ終えて、俺と敦子は部屋に戻った。 まぁ戻っても何もないんだけど… 「はぁお腹いっぱい♪」 「食べ過ぎなんだよ」 「えー?だって麻里子おばさんの料理美味しいんだもん♪」 「それは否定しない」 「でしょ?」 それからしばらく2人で他愛ない会話をしていた。 「明日から2人暮らしかぁ♪楽しみぃ♪」 そう。 俺達は明日から一緒に暮らすのだ。 ん? 前のページでは1人って書いてた? 気のせいです。はい。 まぁとにかく、 こうなったのは、進学が決まってから1週間ほど経ってからだった。 ―数ヵ月前 俊の部屋 俺は元々狙っていた大学に入学が決まった時に、敦子に進路はどうするか聞いてみた。 すると、敦子の答えは。 「ん?決まったよ♪」
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