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――…
そこは誰もいない…ただ荒れていた空間だった…
…――
そこには一つの声があった。
その声は酷く残酷で悔やんでいるような声だった。
「ねぇ……起きて…ねぇ…なんで…なんで起きないの…?」
少女はハハハッっと枯れた笑いを浮かべながら自分の前で倒れている少年を揺すった。
「可笑しいな……どうして起きないの…?……早く起きてよ!!!」
少女は少年を必死に揺すり叫んだ…だが少年は目を覚ますことはなかった……。
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