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腕をくみ紫陽花は言う。
「そりゃ声かけからやろなぁ」
「俺、でも。
あんまナンパとか好かねーんだよなぁー……、しかもこの容姿だしよ。
まずあんま女の子慣れしてないわ」
背が高いサングラスかけた高校生とか危ないもの絡みだと思われそうだし。
逆に紫陽花はというと柔らかな口調に誰からも好かれそうな笑みをしているイメージがあった。
拓斗は少し耳をおとししょんぼりする。
「ほんまやねぇー。たっくんが女子と話してるん見たことないわぁ」
「なんの話してんだよ、お前ら」
「うはーぁ。寒かった~」
「俺は冷や汗で寒いっす…(ガクガク」
がらがらと戸を開け、さっきまで庭で騒いでたやつらが帰ってきた。
おいおい…、竹の顔色超わりぃじゃん💧
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