第2話♯リ ン

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最後に遅い突っ込みを入れるジータであった。 ~公園~ 夜中を回る時間に、ピンクの長い髪の少女…"リン"が、公園で立ち尽くしていた。 かわいい服に赤いものが点々とついており、それでもリンは気にせず立っていた…。 リン「……う……う…」 声を殺して泣いているリン。 瞳から流れる透明の涙。 頬に伝わる切ない雫。 「お嬢ちゃん、こんな所で何してるんだい?」 リンの背後で、手に包丁を隠し持った殺人鬼が現れる。 ゆっくりとリンは、後ろにいる殺人鬼を見つめる。 リン「……」 「お母さんとお父さんはどうしたんだい?」 リン「……」 何も言わないリンは、ただひたすら涙を流し続ける。 殺人鬼は、リンの周りを見つめ、一歩後ろへと足を動かした。 リンの周りには、リンを殺そうとした殺人鬼ばかりだろうと思う奴らが、体から大量の血を流して死んでいた。 殺人鬼は、ゆっくりと顔を上げると、リンの目の色が変わっているのに気がついた。 「(ま…まさかな…)」 こんな少女が、殺人鬼を殺せるはずない… そう 殺人鬼は思っていた。 そしてリンは、目の前にいる殺人鬼に近づく。 リンの赤い瞳が、何故か怖くて、その場に座り込んでしまう。 「ひいい!」と小さ
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