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く呟き、赤ちゃんのようにハイハイで逃げ出す。
公園に出ようとしたが、殺人鬼の前が炎の壁で通れなくなる。
リン「どうして逃げるの?」
クスクスと微笑みながら、リンは服についている血で剣を錬成させる。
そして殺人鬼を見下ろし、「またね おじさん」と言うと、剣を振り下ろした。
「うわああああああ!」
――ドサッ!!
燃えている炎の前に、殺人鬼の死体がある。
そしてリンの瞳はピンクになり、目の前にいる死体を見つめてまた涙を流した。
透明の雫がまたリンの頬を伝わる。
リンはその場に座り込み、うめき声をあげる。
リン「助けて……カーチャちゃん…助けて……サーシャお兄ちゃん」
燃え盛る炎の中で、リンはその言葉を何度も言って泣いていた…。
白い布を被った男性が、リンを後ろから包んだ。
「早く行こう…見つかる」
そう言い、リンを抱っこすると、夜空へと消えていった。
~翌日~
翌朝、ニュースで昨夜公園が火事になったと知らせがあった。
犯人はまだ見つかっていないが、殺人鬼達を燃やして、目的はなんだったのでしょうか…。
美由梨「…と、言う訳で…任せますわ まふゆさん」
まふゆ「ええ?!」
アゲハ「任務とは違う任務を貰っちゃたね…」
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