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炎が燃え、男性は後ずさる。
そして炎は男性を襲い、そのまま男性は焦げるまで、叫び続けた。
そして「弱いお兄ちゃんね…」と、一端目を瞑り、ゆっくりと目を開ける。
赤い瞳がピンクに戻り、リンは我に返り、周りを見渡す。
前には炎がボオボオと燃え盛っていて、リンの下回りには、男性が血を流して倒れていた。
「何があったの…?」と震えながら下がると、リンは何かに躓いて転んでしまう。
ベシャ!! と、血の上で倒れるリン。
そしてその隣に、目を瞑って死んでいる兄の姿があった。
リン「いやああああああああああああああぁぁ!!」
幼稚園とは思えない声で、リンはその場で叫んだ。
その後、両親はリンが"兄を殺した"と疑い、警察に逮捕されたリン。
面会する人は誰一人もいない。
牢屋の中で小山座りをして、ただ静かに座っていた。
牢屋の前には、白い布を被った男性がいた。
「…最低だな…犯人でもねぇのに、疑われるなんてよ…」
リン「…お兄ちゃん、誰?」
「別に名乗る程でもないぜ」
リン「わたし…が…お兄ちゃんを…部屋にいた人達を殺したのかもしれない…わたしが…」
リンはゆっくり目を閉じた。
「わかんねぇだろ?」
リン「わたしが…殺したの」
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