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ジータ「じゃあ…あの目は…もしかしたら…」
燈「お兄さんのかかった血で赤くなった…瞳…」
サーシャ「あり得ぬ展開も現れたな」
リンは鉄とナトリウムを使って、男性達を殺した。
こんなことでクェイサーになるとは思えない。
サーシャは顎に手を当てながら考えた。
「ねぇ、アナタ達はリンがどこにいるか分かるのよね?! お願い、リンに会わせて! あの子を助けたいの!!」
アゲハ「お姉さんはさ、リンちゃんと凄く親しかったの?」
突然冷たい目と言い方で話し出したアゲハ。
「え? よく…遊んでいたから」
女性は「母がリンの家に行くと、必ずリンと遊んでいた」と喋り出した。
アゲハは「ふぅん」と、偉そうに言うとお茶を飲んだ。
まふゆ「アゲハ君、何でそんな言い方…」
サーシャ「貴様はリンを『助けることはできない』」
「えっ…?!」
サーシャの言葉に驚き、思わず声をあげてしまう。
まふゆも燈もジータも、?状態だ。
「どうしてよ!!」と、女性は怒鳴り、大声で叫んだ。
周りで食事をしていた生徒が「なになに?」という顔で見つめ、ヒソヒソと話し合う。
サーシャとアゲハは無表情のまま目を瞑っている。
アゲハがお茶を飲みながら、「わからないの?」と語る。
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