第3話♯血の目

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リン「だからね…お姉ちゃんは、わたしのことを知ってるの?」 聞き間違いではない… 女性はリンを見つめたまま固まってしまう。 「り…ん…私よ? ほら、よく一緒に遊んでたでしょ?」 声を少し震わせながら、女性はリンの腕に手をかける。 だがリンは「放して!」と叫び、女性の腕を引き離す。 リン「知らない…誰なの? お姉ちゃんは…一体…」 「リン…嘘でしょ? 私よ? 本当に分からないの?! ねぇ、リンっ!!」 そう言ってまたリンの腕を掴む女性。 ビクッとリンの体が驚き、リンは目を瞑って…… リン「知らないっ…! 知らないっ!! 放してぇ!!」 …と叫び出す。 目を瞑っているリンに、サーシャはすぐに走り出した。 まふゆ「サーシャ?!」 「リン! 思い出して!!」 リン「いやっ…! 放してぇぇぇぇ!!」 カッ!! 突然リンの体から光が放ち、みんなは眩しくて目を閉じてしまう。 ―――――――― ???「ねぇ、サーシャ! 起きて!!」 誰かの声が闇の中で叫んでいる。 ゆっくりと目を開けると、青い空と、心配そうな顔をしたまふゆと燈の顔があった。 サーシャ「…まふゆ…燈」 燈「良かった…サーシャ君」
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