9人が本棚に入れています
本棚に追加
サーシャとまふゆはリンの教室に向かい、ジータと燈は図書室へと向かった。
廊下を走るサーシャとまふゆは、各地の教室を手分けして入り、リンを探し始める。
サーシャは自分の教室を入ると、華が机の上でうつ伏せになっていた。
ゆっくりと近づくと、華だけどこも怪我をしていなかった。
サーシャは机の足を強く蹴ると、華は「誰だよ!」みたいな顔をして起き上がった。
華「なんだ、サーシャか……おい、一体これはどういうことなんだよ! 目を覚ましたら、美由梨達が死んで…、びっくりしたんだぞ!」
相変わらずうるさいと思いつつもサーシャは、ポケットに手を突っ込んで、教室を出る。
華が「待てよ!」と言って、サーシャを追いかける。
廊下を出て、死体を踏まないように歩く。
サーシャ「まふゆ、こっちは終わったぞ」
まふゆ「華?! 無事だったの?!」
華「お…おう…なぁ、織部…一体何が起こったんだよ…」
周りの死体や、空の色を見ながら言う華。
まふゆ「よく分からない…気がついたら…みんなが…」
サーシャ「…華、リンを見なかったか?」
華「え? さあ…」
サーシャ「そうか、次行くぞ」
そう言って長い廊下を歩き出すサーシャ。
華「な、なんなんだよー!!」
最初のコメントを投稿しよう!