第3話♯血の目

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サーシャとまふゆはリンの教室に向かい、ジータと燈は図書室へと向かった。 廊下を走るサーシャとまふゆは、各地の教室を手分けして入り、リンを探し始める。 サーシャは自分の教室を入ると、華が机の上でうつ伏せになっていた。 ゆっくりと近づくと、華だけどこも怪我をしていなかった。 サーシャは机の足を強く蹴ると、華は「誰だよ!」みたいな顔をして起き上がった。 華「なんだ、サーシャか……おい、一体これはどういうことなんだよ! 目を覚ましたら、美由梨達が死んで…、びっくりしたんだぞ!」 相変わらずうるさいと思いつつもサーシャは、ポケットに手を突っ込んで、教室を出る。 華が「待てよ!」と言って、サーシャを追いかける。 廊下を出て、死体を踏まないように歩く。 サーシャ「まふゆ、こっちは終わったぞ」 まふゆ「華?! 無事だったの?!」 華「お…おう…なぁ、織部…一体何が起こったんだよ…」 周りの死体や、空の色を見ながら言う華。 まふゆ「よく分からない…気がついたら…みんなが…」 サーシャ「…華、リンを見なかったか?」 華「え? さあ…」 サーシャ「そうか、次行くぞ」 そう言って長い廊下を歩き出すサーシャ。 華「な、なんなんだよー!!」
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