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子供達はそれぞれ予め決められたルートを辿り、目的地へと着いていた。
大人に縛られずに暮らしてゆける夢の国を目指して。
彼らは純粋だった。
純粋過ぎるが故に、大人の汚れた面を嫌った。誰よりも身近にいる大人の醜さに嫌気が差し、少し愚痴った。
いつしか仲間が出来た。
サイト運営会社に止められるかと思って、ドキドキもしたが何も問題が起きなかった。
親を殺す。
心を痛めた子供もいたが、サイトの運営者が仲間と共に匿ってくれると聞いて、決行した子供もいる。
純粋な心のままで。
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